1/9 パズルガールズ at 道玄坂ヒミツキチラボ("謎解きキャバクラ"イベントレポ)

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(※突然ですが小説形態でお送り致します)

「"ドンペリ謎"いかがですか?」

「は?」
「更に深い謎に挑戦されたい方には"ドンペリ謎"を用意しております。チャレンジなさいますか?」

KEIはさっきから戸惑いを覚えている。

謎解きキャバクラ。

この不思議な名前のイベントを知ったのは、KEIが利用するSNS上でとある会社の告知文を見たのがきっかけだった。

SCRAPというイベント会社が渋谷道玄坂に新たにイベント会場となるお店をオープンさせるという。

その名は「ヒミツキチラボ」。

"実験型イベント企画スペース"という位置付けとなる、そのヒミツキチラボのプレオープンイベントが、1月9日に開催される事になり、ちなみにプレスへお披露目会となるそのイベントには、一般雑誌・新聞・WEBニュースなどのメディア関係者以外に、個人メディアも参加が出来るという。

個人メディア〜いわゆるブログや、Facebook、ニコ生等を通して不特定多数の利用者に情報を発信していたり、「俺のtwitterアカウントはちょっとしたメディア力があるよ!」って人は参加OKらしい。

参加希望者は事前に申し込みをし(申し込み無しで当日急に立ち寄ってもOKとの事だったが)、イベントに無料で参加する代わりに、当日の参加の感想記事を自分の持つメディアで紹介する、それが同イベントへの参加条件であると、記事にはそのような趣旨で書かれていたのであった。

そしてそのプレオープンイベントは、

"謎解きキャバクラ"

と銘打たれ、"リアル脱出ゲーム"という謎解きイベントで有名になったそのイベント会社ならではの、何らかの謎解きの要素が盛り込まれているようであった。


その記事を読んだKEIは衝動的に参加希望のメールを送っていた。それは単純に好奇心と言っていいだろう。

好きなバンドやライブを紹介する個人ブログを彼は長年コツコツと書き溜めてきた。今年で8年目に突入するという。

("好きなバンドやライブを紹介するブログ"でイベントスペースを紹介する、それって結構ムリヤリじゃないか?)

そんな考えがチラッとKEIの脳裏に浮かんだが、KEIは気にしない事にした。

単にそういう性格なのであった。

そして、断じてキャバクラという文字に惹かれたのでもない!と、ガールズバンド好きの彼は強く私に訴えるのであった。

私(=彼の中に住むもう一人の私。ツッコミ役)はこう答えた。

「知らんがな!!」

☆  ☆  ☆

道玄坂の上にあるそのイベントスペースはKEIが普段ライブを見に行くライブハウスの上の二階にあった。

「渋谷 BURROW(バロウ)の上じゃん!来た事あるわ!」

階段を上り、そのイベントスペースに入る。
入り口の受付で事前に申し込んだKEIの本名を伝えると「お待ちしてました!」と店内に通される。

確かにアンティーク調で、上品なクラブっぽくレイアウトされた店内は、イベント会場というよりはキャバクラっぽい空間になっている。

一人の女性にエスコートされ、小さなテーブルの前のイスに座るKEI。

「"謎解きキャバクラ"へようこそ!」

その彼女から手渡された名刺には「パズルガールズ 久木田かなこ」と書かれている。

「お客様、以前どこかでお会いしませんでしたか?」

(え?もうこの謎解きイベント始まってる?導入早くね?)

そう思いながら、久木田さんの顔をじっと見るKEI。

あれ?あれれれ?

「インディアンポーカーをする会で…」

「はいはい!!同じテーブルでしたよね!」

以前、同じSCRAP企画のイベント「インディアンポーカーをする会」という、チーム同士でひたすらインディアンポーカーをするというイベントでKEIが同席した人であった。
髪型がお店仕様のツインテになっていたのでどうやらすぐに気付かなかったらしい。

…偶然の再会を喜びつつも、どうやらこれは謎解きの演出ではないと気付くKEI。
本当にただの偶然のようだ(逆にそんな手の込んだ仕込みは無理過ぎる)(笑)。

ちなみに「インディアンポーカーをする会」では、トランプ以外のカードも途中で配られ、動物のカード(武井壮や松島トモ子らのカードも含む)で勝手にランク付けされた動物の強さで勝敗を競ったり、勝手に可愛い順にランキングされたアイドルや女優さんのカード(なぜか瀬戸内寂聴のカードも入ってる)で勝ち負けを争ったりする、良い意味でバカバカしいイベントだったのだが、これはまた別の話…

「ちなみにパズルガールズってなんですか?」

このイベント会社に所属する公式アイドルユニットで、歌を歌ったりステージに立ったりのアイドルの活動をしながらも、謎解きイベントではキャストを務めたりするとの事。ここにくればだいたい会えるとの事だった。

…なんて話をしてると続々とパズルガールズの皆さんが現れ、自己紹介がてらに名刺が次々と手渡される。
キャバクラというよりメイドカフェっぽいなと思いながら接客を受けているKEI。

DSC_0083.jpg
パズルガールズの皆様(他にも大勢いらっしゃる。写真よりも現物のがカワイイ)


ちなみにこの「謎解きキャバクラ」は過去にあったイベントの再演で、イベント開始前に事前に配られた封筒の中の問題を問いていくイベントがメインなのだが、更に希望者には奥のスペースで"ドンペリ謎"というイベントにもチャレンジ出来るとの事であった。

で、冒頭シーンに戻る。

「"ドンペリ謎"いかがですか?」

☆  ☆  ☆

ちなみに(「ドンペリ」と「謎」って普通結びつかない単語だよなあ。名前付けた人センスあるなあ〜)
とKEIはチラッと思っている。

戸惑いながらもKEIは答えた。

「やります!」

「では…」と店内奥のカーテンのかかった部屋に通されるKEI。

「ドンペリ入ります!」

どうでもいいことだが、KEIは謎解きイベントへの参加は今回が初めてなのであった…

(ちなみにこの謎は再演しないらしく、ネタバレOKとの事なので、以下堂々とネタバレを書きます)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

カーテン内のスペースに入ると案内役の男性からパズルガールズの一人と並んでイスに座るよう促される。

言われるままにイスに座る。そしてドンペリ謎についての説明を受けるKEI。

今からお客様とパズルガールズの腕と体を手錠とロープで縛り、目隠しをします。
あなたは光と音と体の自由を奪われた状態となります。
またお客様のお顔には後で簡単に落とせるインクでスタンプを押させて頂きます。

目の前のテーブルには手錠やロープを解く為のヒントになるものと、手錠やロープの鍵が入ったボックスが置かれています。
ボックスは錠前の数字を合わせないと開ける事は出来ません。
この後、目隠しを外します。
そこから制限時間15分以内にヒントを解いて、手錠とロープを外し、パズルガールズと一緒にここから脱出してください。

「分かりました」
KEIは隣のパズルガールズに「よろしくお願いします」的な挨拶をするが、彼女は既に「捕われたパズルガールズ」という役に入り込んでいるのか、うつむいたまま返事を返して来ない。
(あれ、二人で協力してっていうより、ほぼ一人で謎を解く感じなのかな)っと思っているKEI。

そしてKEIは目隠しで視界を閉ざされるのであった。そしてパズルガールズと横並びで手錠とロープで縛られる。
「スタンプ押しますね〜」と右頬にスタンプを押されるKEI。スタンプの冷たい感触で一瞬ヒヤっとする。

(なんだろうこの淫靡な雰囲気。案内役の男性が近くにいるとはいえ、若い女性と隣り合わせで一緒に縛られている状態はなんかちょっとやらしいなあ。好きな人はこのシチュエーション自体に萌えるだろうなあ〜)

などとKEIはバカみたいな事を考えている。

「目隠し外します…ではスタートです!制限時間は15分!」

KEIの目の前にまず飛び込んできたのは、壁に貼られた四つの張り紙。そして机の上のヒント類と鍵の入ったボックスである。

壁の張り紙にはそれぞれ、特定のひらがなの一文字を表す問題文が描かれ、その四つを組み合わせると一つの単語になると思われる。

二番目と四番目の張り紙はすぐ解けたが(「い」と「ん」)、一番目と三番目がなかなか分からない。

三番目の紙にはこう書かれている。

《○うとうたみうひさといい》

案内役の男性から「文字はいくつありますか?」
「12です」
「12個という事は12個で一セットになっているものと考えられますね」とヒントを貰う。

12個で一セット?

一年の事か?

いちがつ、にがつ、さんがつ…の頭文字にもなってないし、一月=睦月、二月=如月、三月=弥生…そっちでもないなあ。

12でワンセット?テレビのチャンネル?

12でワンセット、12でワンセット、12でワンセット…

12支!?

子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

《○うとうたみうひさといい》

○は…「ね」だ!「ね」!

そして一枚目の張り紙もなんだかんだで「ら」だということが分かる。

四文字を並べてみる。

「ら」「い」「ね」「ん」

来年!

「2015(年)だ!」

錠前の数字を2015に合わせる。錠前が開いた!ボックスから出てきたのは手錠の鍵と小さな鏡。

自分とパズルガールの手錠を外す。外した事でもう一つのヒントにも手が届くようになった。

置かれていたボードには
横に四人の人の名前。
縦に「花の種類」「食べ物の種類」「宝石の種類」が書かれている。
そして縦3×横4のマス目の空欄。
隣にはその空欄のマス目に置けるサイズの12個の磁石のプレート。
プレートの表には「花」「食べ物」「宝石」の名前、裏には♡♤♢♧マークの中にひらがながひと文字ずつ書かれている。
ヒントの紙に書かれているのは「○○さんは××という食べ物が好き」とか「△△(食べ物)の一つとなりは□□(宝石)」とか、マス目を埋める為のヒントが書かれている。

そのヒントに沿って磁石のプレートを埋めろという事らしい。案内役の男性の助けも借りつつマス目を全部埋める。

はい、埋めました。そこからどうしたらいいの?

そういえば磁石の裏にもなんか書かれてましたよねと案内役の男性。磁石を全部ひっくり返し、もう一つのヒントの紙を頼りに12文字を順番に読む。

あ な た の こ え を き か せ て ね(だったっけ?)

「あなたの声を聞かせてね」

隣のパズルガールズがニッコリ微笑み「声を聞かせてくれてありがとう(だったっけ?)」とようやく話し始める。
そっか「音(声)」を奪われているってこの事だったのか。

で、まだまだ謎は続き、「せ な か」という文字があるヒントから導きだされる。

自分かパズルガールズの背中にヒントがあるのかなと鏡で自分の背中を見たり、パズルガールズの背中を見たりするがそれらしきものは見当たらない。

と、パズルガールズの肩口から背中の後ろがケープみたいなもので覆い隠されていて、もしや!と思い、案内役さんに「これめくっていいですか?」と聞く。
「いいですよ」と言われ、ペロッとケープをめくると(なんかイヤらしい)とケープの奥にシールが貼られていて、また次のヒントが現れる。

なんやかんやで今度は「二人のあいだの物」っていうのが、またヒントのワードになっていて、どうやらここで鏡を使うらしい。

で、さっき顔に押されたスタンプを鏡で見ると数字になっている。
「!!」

て、同じくパズルガールズの腕にもスタンプで押された数字があり、その「あいだの数字」が二つ目のボックスの錠前の数字だったのだが、ここに辿り着くまでにも結構案内役さんのヒントに助けられたりとか。
(スタンプの顔文字は鏡文字なので、見えた数字をまた左右逆にひっくり返さないといけなかったり)
で、ハードな謎は続き、最後に解いた謎が「両手を繋ぐ」。
で、パズルガールズと両手を繋いでフィニッシュ(だったよね。違ったっけか?)


ちなみに実際は二つ目のボックスを開けている最中にタイムアップだったのだが、お店側の好意でその後も最後までやらせて頂く。

ちなみに謎解き初挑戦と伝えたらかなり驚いていて、初めてでここまで進んだのはなかなか凄いとおだてられる。

いえいえ、ヒントもだいぶ貰ったし、と謙遜するKEIだが、内心はまんざらでもなかったらしい。

※ドンペリ謎で利用したアイテム類
DSC_0084.jpg


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ドンペリ謎の後は元のイスに戻る。

貰ったクッキーにも謎が書かれていて、それも解かせて貰う。
DSC_0082.jpg
皆さんにこの謎は解けるだろうか(これもネタバレOK)。

T=1 D=1 F=2 K=?

これもヒントを貰う。日本の事ですとの事。



正解はK=43
TDFKとは都道府県の事。
Kは県なので43。
〜〜〜〜〜〜〜〜
その後も封筒の謎を解かせて貰ったり、一時間ちょっとの時間を普通に楽しんだKEI。

彼は、子供の頃に一度は通ったクイズ熱、パズル熱を再び呼び覚まされてしまったようだ。

また是非ここに遊びに来よう、そしてパズルガールズにまた会いに来よう!と心に誓うKEIなのであった。

(Fin)

P.S.小説形式で書き始めましたが、途中でただのレポート文体崩れになってしまった事を深くお詫び申し上げますw

※ヒミツキチラボについて、詳しくは株式会社スクラップのHPをご参照ください。

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